南阿蘇の地獄温泉「清風荘」の復活の応援を!!〜熊本県阿蘇村の「地獄」で見た希望〜伝える人になろう講座〜参加レポート書きました!
伝える人になろう講座〜8/31
〈熊本県阿蘇村の「地獄」で見た希望〉
恵比寿で行われた、地獄温泉の復活を応援するイベントに、参加してきました!
昨年4月に起きた熊本の地震。あれから一年以上が経ちますが、いまはどのような状況なのでしょうか?
東京に住んでると、ニュースや映像で見ただけでは、なかなかリアリティを持って気遣うことが出来なかったというのが、正直なところでした。
先週、ジャーナリストの堀潤さんと、恵比寿新聞編集長のタカハシケンジさん、恵比寿のamuさんで開催する、
『伝えるひとになろう講座』に、参加しました。
今回は、被害が大きかった熊本の南阿蘇村から、老舗旅館『清風荘』の河津誠さん、謙二さん、進さんの三人のご兄弟がいらして、旅館で出していた名物料理をふんだんに振る舞ってくださいました。
チケットは瞬く間に売り切れてしまったそうです!気になってる方も多いと思うので、わたしなりにレポートさせていただきますね。
わたしは温泉大好きなので、今年2月の取材された動画を見て、秘湯「すずめの湯」が気になって仕方がなかったのです!
〈こちらの動画です〉
山崩れで土石流が起こり、明治中期に建てられた風情のある旅館の建物が、土砂で埋もれてしまい、ボランティアの方々の協力も得ながら泥を掻き出す作業。少しずつ進んではいても復興にまだまだ。木造二階建ての、貴重な歴史と思い出のある旅館の建物を、絶対に再建させて、旅館を再開したいという強い想いが、ひしひしと伝わって来ました。
復興のお話しをされながら、涙ぐむ姿も…。
山崩れで諦めるしかないのかと思っていた山菜が、この春ふたたび芽生えていた。「自然ってすごいですね…」という言葉が印象に残っています。
オリジナル商品の物販もありました!
特製の柚子こしょう(600円)とても香り高くて、お豆腐や白身のお魚にぴったりです!
インターネットでも購入できるそうです。
復興の一支援として、どうぞ!!
皆さんが着てる黒いイラスト入りTシャツは(2700円)地獄温泉の復活キャラクターの可愛い鬼?「ぬっかモン」がプリントされてます♡
そして極めつけは、新発売の名湯『すずめの湯』の新鮮な源泉!!(500円)
これは、入浴剤として使えるもの。
温泉のいい香りも楽しめます!
秘湯『すずめの湯』のお湯は、、
強酸性でさらに硫黄成分を含んだ、珍しい源泉。硫化水素ガスも発生しているので浴槽には囲いができない。露天そのままのお風呂です。それから混浴です。
しばらく人が入ってあげないと、お湯の機嫌が悪くなるそう。人が入ってこそ温泉が完成するのだそうです。温泉は生きているんだな、と思いました。
江戸時代から湯治場として栄えてきた、この温泉とお湯をどれほど大切にされているのか、そのお気持ちが、切に伝わってきました。
心を込めて拵えてくださったお料理は、もうどれもが絶品でした!!
メニューは、
1)高菜とマスのおすし
2)鯉の白焼き
3)黒豆豆腐
4)イチヂクのコンポート
5)地獄温泉の梅酒
(エビスビールも!)
という豪華な内容!!
高菜とマスのおすし
色合わせも美しくきらきらと輝くような、
高菜とマスの巻き寿司。シャキシャキの高菜との食感のコントラストも楽しめる大満足のお寿司でした!
鯉の白焼き
パーティー会場のお庭で、河津さんご兄弟が火を入れてくださった、焼きたてあつあつの鯉の白焼き!
その日の朝、鯉五匹が届いたそう。絶妙の焼き加減で、出汁と本わさびでいただきました。
口の中でふんわりホロホロと崩れて風味が広がり、なんとも言えない美味しさでした!また食べたいです!!
黒豆豆腐
こちらも出来たての、アツアツのお豆腐。
黒豆で作ってるから、よく見ると黒豆の粒々で少しグレーぽい色をしてます。
とろりと滑らかにとろけるお豆腐は、淡白なのに深い味わいがあって、おかわりもしてしまいました♡
本葛のあんをかけて、小ネギと鰹ぶしを薬味にいただきました。
イチジクのコンポート
贅沢なまるごとイチジクのコンポート!
白ワインで煮ていて、イチジクの旨味がじっくり凝縮していて、蕩けるような美味しさです♡
まるごと食べるのがまた美味しい!
熊本地震の被害をのりこえた、二年熟成の梅酒も持ってきて下さいました!!やわらかい優しいお酒でした。貴重な幻の梅酒を賞味させていただいて感動です。
熊本地震から一年あまり、とても料理を作れる状態ではなかったけれど、五月に避難所の炊き出しを作ろうとして、久しぶりに山菜を探しに山に入ったそうです。そしたら、山崩れの被害はとても大きかったけれど、春の恵みの山菜はちゃんと芽を出してくれていました…。
それを使って、山菜うどんを作ったそうです。それはものすごく美味しかったそうです。
清風荘で出すお料理は、地元の食材、山と川のものにこだわっているのだそうです。
阿蘇の美しい山々の稜線に見守られて育った、山菜と川魚。丁寧なお料理。
それらをいただいて、こぽこぽと湧き出る『すずめの湯』であたたまる。。
わーなんて魅力的なんでしょう!!!
遠い南阿蘇村で、何が起きてるのか…。
たくさんのお話を聴いて、心がこもったお料理と、美味しいお酒をいただいて、いつの間にか南阿蘇村がまるで親戚のいる地元のような、すごい身近な土地に感じられてきました。
早く旅館の営業が再開されることを、願ってやみません。
まずは日帰りでも、すずめの湯の営業を始められるようにと、準備を進めていらっしゃるそうです。
その時にはぜひ訪れてみたいです!
伝える人になろう講座で、
このような機会に参加させていただいて、少しでもわたしが感じたことをお伝えして、さらに繋がりが広くなったらいいなと思っています。そして南阿蘇のことを話題にしたいなと思います。
わたしも、阿蘇の近くに何人か知り合いや友達がいるのですが、最近連絡取ってなかったなと思って、Facebookを開きました。
Facebookページ『地獄温泉復興ファンクラブ』もあります。毎日情報が更新されていますので、ぜひフォローしてくださいね!
これからも、皆さんと地獄温泉と清風荘さんのことを応援していきたいと思います。
素敵な時間を、ありがとうございました!